2 医療機関のかかり方

日本には、「病院」、「クリニック」などがあります。かぜや軽いけがをしたときは、「クリニック」にいきましょう。

重い病気やけがのときは「病院」にいきましょう。そのとき、「クリニック」からの紹介状が必要な場合があります。

(1)診察を受けるときに持っていくもの

  • 健康保険証
  • 在留カードや特別永住者証明書、またはパスポートなどの、身分を証明する書類
  • 現金(医療費の支払いは現金(日本円)に限られます。)
  • すでに服用している薬

このほか、住所、電話番号、症状などのメモも持って行くと便利です。

(2)医療問診票

「病院」か「クリニック」に行くときは、「多言語医療問診票」を準備しましょう。

病気やけがで病院へ行かなければいけないとき、症状をうまく伝えられるか、お医者さんが言ったことが理解できるかどうかなど、とても不安になるものです。
そんなときにぜひ活用してほしいのが「多言語医療問診票」です。

多言語医療問診票

日本で暮らす外国人が病院へ行くとき、病気やけがの症状を医師に説明する手助けとなるように作られたもので、診療科目別に18言語に翻訳されています。

多言語医療問診票は、以下のサイトからダウンロードすることができます。

http://www.kifjp.org/medical/

多言語医療問診票.jpg
(引用元:公益財団法人かながわ国際交流財団ホームページ)

*このweb版多言語医療問診票は、国際交流ハーティ港南台が作成した多言語医療問診票をもとに、国際交流ハーティ港南台と、イリュージョンミル、デジタリウム・プロジェクツ、(公財)かながわ国際交流財団が協働作業を通して作成したものです。

多言語医療問診票は、あくまでも自分の症状を伝えるための手助けとなるものです。あまり日本語が話せない場合は、できる限り日本語が話せる人と一緒に病院へ行ってください。

また、宗教上の理由などで治療に制限があるとき、アレルギーがあるときなどは、前もって受付の人か看護師などに伝えましょう。

参考サイト

厚生労働省「外国人向け多言語説明資料」 

問診票や入院手続きなどの書類が外国語(英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語)で書かれてあります。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokusai/setsumei-ml.html (2018年3月版)